2015年5月17日日曜日

トレーナー編 その1

俺は、どのトレーナーよりも上手いとか、強いとか言ってるやつほど、糞トレーナーが多い。経歴だけを、鼻にかけて教えてる人もいるが、これがなかなかどうしたものか、いい選手がうまれない。他人に自分は凄いんだぞと、思われたがってやがるから他のトレーナーとも、ぎくしゃくした関係になってしまう。教わる方も、ペコペコしながら、練習をしなければならないので、集中して練習ができない。それじゃあ、わざわざ高いお金を払ってジムに行く意味がない。とても可哀想だ。実際に、ジムを辞めていく多くの人の理由が、トレーナーとの人間関係だ。ボクシングジムの運営するに当って、一番大事な事の要素の様にも見える。


 1.プライドだけが高いトレーナーには、練習生は、ついていかない。


 2.教え方が上手いのと、ボクシング経歴は、比例しない。

 実際に、ボクシング経験ゼロのトレーナーで、物凄い選手を、育てているトレーナー    を、何人も知っている。現に世界中に沢山いる。だからお前も、自信をもて!


 3.練習生のモチベーションを、さげさすな。練習生は、理由があってボクシングジム  に来ている。勿論、色々な理由でだ。それにあわせてあげなさい。「お前のジャブが、ダメだ、フックの仕方がなってない」など、どうでもいい場合もある。

 4.ボクシングは、色んな感性をもった人の数だけ、ボクシングスタイルがあると言っ ても過言ではない。相手がこうきたら、こうするなどの、一つの答えしかないことは、まずない。手の長さ、身長、いろんな要素を含み考えた上での、答えをだすのだ。

あのマイク・タイソンなんて、相手の耳噛んでやろうと答えを出し、実際にエバンダー・ホリフィールドの耳を噛みちぎったではないか。又はあのナジーム・ハメドなんてノーガードで色んな角度からパンチをだすではないか。実際にボクシングで彼らと勝負して勝てる日本のボクサーなんてまずいないでしょう。要するにこういった世界トップレベルの選手ほど、一つの形に、はまらずに戦うということだ。勿論これらの例は、極端な例ではあるが。
 
 5.勘違いをするな。トレーナーは偉くない。トレーナーは、いつも練習生からみられているし、試されている。逆に評価もされている。練習生もトレーナーも人間だから、あうあわないは、あるかもしれない。でも最も重要な事は、信頼関係を作れるかどうかだ。決して忘れるな、試合中、又はジムのなかでの練習で、一番接する機会が多いのがトレーナーだという事を。よく世界で言われている事だが、親子関係位の絆が作れて初めて、練習生がボクサーとして本当のボクシングの一歩が踏み出せるとの事だ。