2015年7月6日月曜日

プロボクシング、アマチュアボクシング

プロライセンスに、こだわりすぎで、経験無いままプロボクサーになると、必ず痛い目に合う。(ボクシングのプロライセンスは、簡単だ。平均以上の運動能力があれば誰でもとれる。言わせてもらうが、プロライセンス自体もとれない位の運動センスしかない選手は、たいがいのスポーツもだめでしょう。)そのためにも、アマチュアながらでも体を鍛え、テクニックを学び、沢山の経験を積んで、ボクシングそのものを考え、理解していく事の方が大切だ。そもそもアマチュア経験豊富な選手のほうがよっぽどボクシングを、理解しているし、強い。それはプロには、アマチュアボクシングとは、違うルールはあるが、アマチュアで経験豊富な選手は、ボクシングを十分長い間、理解してきた分、のみ込みだって、ちょいとそこらのプロよりも断然はやいし、上手い。その結果アマチュア経験豊富選手が、プロになり、アマチュア経験がほとんど無いがプロで10戦以上している選手を、次々と倒していく。そこでだ、これからプロの世界トップレベルのボクサーを、目指している若者は、アマチュアの頂点であるオリンピックを、まず目指すといいでしょう。全員が決して元オリンピックメダリストでないにしろ、かなりの高い確率でオリンピックメダリストたちは、世界チャンピオンになっている。いや地方の小さな大会だって何でもいい。とりあえず経験を積むことだ。プロライセンスにこだわらないで、貴重な時間をアマチュアでボクシングを勉強する事の方が肝心だ。そしたら自分のレベルも解ってくるからプロでやっていけるか、いけないか位、直ぐにわかるはずだ。実際にプロで食べていくのは、物凄く難しい。プロになったら、命をはらなければならないし,減量だってアマのときよりも過激なものになる。アマチュアボクシングですら辛いのになおさらだ。若者諸君、まずアマチュアで、しっかりとした土台を、つくる事だ。ボクシングと自分を見つめ直してからプロになっても遅くない。アマチュアで成功した選手は、かなりの高い確率でチャンピオンになる道を歩くからだ。みんなの健闘を祈る。

2015年5月29日金曜日

ボクシンググローブ編 その1


ボクシンググローブ選びは、中々難しい。色々な目的に合わせて、買わなければならない。サンドバック用、スパーリング用など。自分にあったものを買うのに越した事はないが、ピンキリで悩んでしまったりもする。そこでボクシンググローブを、色々な会社別に比べて見ようじゃないか。興味深い事に、会社によって握りかげんや、かたさ、フィット感なども違う。自分にあったボクシンググローブを、目的に合わせて使いこなして行こう。


日本が世界に誇れるボクシンググローブ!
世界中のトップレベルのボクサーが練習につかっている。他社に比べると柔らかくスパークリングには、とてもよい。相手へのダメージや、自分の拳の保護には、最高品質のウイニングボクシンググローブで、是非、守りたいものだ。中の握り加減も丁度よく、手首と手首からしたのサポートも抜群。だが世界トップレベルだけに値段がはるのがネック。マニー・パッキヤオは、試合では柔らか過ぎるので使いたく無いらしい。















グラントはアメリカの会社。かなりの確率で試合用として世界で使われている。それだけ選手から信頼されている。日本では、まだそこまで、ジムでみかけられない。表面が少し硬い気もする。サンドバック用のは、試合用に比べたら少しだけ柔らかい。中の握り加減は、少々硬く、指先にかけて段々狭くなっており、きつくも感じられる。親指と人差し指の付け根の部分に抵抗感がある。手首から下にかけてのサポート感は、とてもよくできている、だがハードパンチャー選手には、拳にパンチの重みが伝わりやすいかもしれない。値段もかなりする高級品。


メキシカンスタイルのボクシンググローブ、王道中の王道。世界中の選手に愛されている。グローブのなかの拳まわりが小さめに出来ていて、握った感じがとてもよく、グッと強く握り締めれるタイプ。その分、力のこもったパンチがうてる。パワーに自信のある選手には、もってこいの品物である。手首まわりが、少し柔らかな感じもしない事もないが、テープで固くとめれば問題ない。表面も気持ち固め、拳のけがをしやすい選手には、ちゃんとしたトレーナーのハンドラップの技術が問われるかもしれない。



     
           
 エバーラスト は、最も歴史が長く、 過去の スーパースター達が愛用されてきた。今でも多くの選手が試合や練習で活用している。最近は、他社の活躍ぶりが目立つが、それでも 選手へのスポンサーシップにはげみ、いまだに多くの選手に試合で愛用されている。グローブ自体は、それなりのクオリティーは、あるものの、長く打ち続けると拳がグローブの中でずれていく感があり、単発の試合などには良い物の、長持ちさせるのにはコツが必要かもしれない。親指の部分も他社のに比べると、割かし動かせられる。握り加減と手首のサポートも、まあまあ良し。全体的に緩く柔らかい感じ。どちらかと言うとネイムバリューのほうが、質その物よりも大きくなってしまったのかもしれない。
                             
 ボクシング魂 ボクシンググローブ編 その2 に続く

2015年5月26日火曜日

タトウー編 その1

こんな事、ずうと気にしていたら、ますます日本のボクシングは、人気が無くなる。明らかな国際化しつつある日本でタトウーごときを、気にしている時代を終わらせなければいけない。「これが、日本の文化ですから」「子供の教育に良くないですから」  人にはそれぞれに意見があり、尊敬しなければならないが、もうそんな事を、言うてる時代ではない。。とにかくボクシングを、色々な人に受け入れてもらうためにもだ。こんだけ外国人がいる国でタトウーがいけないなどと本当に時代遅れでしかない。仮に世界トップクラスの選手が日本のジムで練習生として来たら、断るのか。逆に「是非、うちのジムに来て下さい。お願いします。」になるだろう。タトウー、刺青が入ってたら日本ではプロライセンスをとれないが、これがいけないのだ。これがそもそもの間違いにしか思えない。少子化がもっと進み、日本人が減り、日本のボクシングジムは、「タトウーの方、入会お断り」のせいで,ますます練習生が集まらず経営不振、外国人の将来有望な練習生も、タトウーがあるためプロに慣れない。こんなんで,日本のボクシングに発展なんてありはしない。世界のボクサーは、見ていても、おもしろいではないか。日本のボクシングも早く、世界のレベルについていける一流のエンターテイメントに成る事を願う。













2015年5月19日火曜日

脳みそ編 その1

ボクサーならば、誰もが一度は心配した事があるのが脳みそへのダメージ。こればっかりは、他人ごとでは、すまされない。何故なら、毎回首から上にパンチをもらうたびに、何らかのダメージがあるからだ。これは、プロ、アマに限らずにだ。俺は、ヘッドギアーをしているから大丈夫だ、などと思っているのが一番怖い。覚えているだろうか、人生初めてのスパーリング。そして初めて、まともに喰らった右ストレート。当初は、アドレナリンが、ガンガン出まくり、物凄い興奮状態だったにちがいない。もっぱらそのアドレナリンが出まくってる状態ならば、多少の痛みは、感じないが、スパーリングを、終えてからが大変だ。鼻や目もそうだが頭痛が物凄く酷いときがあったに違いない。これは、確実に脳へのダメージがあったからだ。毛細血管がプチプチと切れたにちがいない。意識はあるものの、脳震とうによって頭がボーとしたりと、まあ色んな経験をしたでしょう。フック、アッパーカット、ストレートなんて感じにパンチをもらい、脳みそ揺らされて、まともな訳がない。パンチドランカーになったボクサーの名前をここにあげても、きりがないほどだ。正直言って今、ボクシングをやっている者は、みな、パンチドランカー予備軍と言っても過言ではない。あのパウンドフォーパウンドのフロイド・メイウエザーJrでさえも脳みそへのダメージを、極ろく避けるボクシングスタイルで戦っている。そしてあのモハメド・アリの、ロープを背に、相手の猛攻撃を受け、相手が疲れた後に反撃する作戦にも、否定的な態度をとっている。ここで言いたい事がある。よくジムによっては、「根性」「忍耐力」「精神力」などを、謳い文句の様にしているところがあるが、そういうのは、どうかと思ってしまう。仮にあなたのジムの選手がノックダウンされたとします。そこで、「こら~根性だ~!」「おまえの忍耐は、それまでか~!」などと怒鳴ったところで、駄目なものは、だめなのです。選手だって、それはもう必死だろうし、誰だって負けたくありません。10カウント内で立てないものは、立てないのです。それよりも選手の健康を考えるべきなのです。選手も人間、ボクシングを辞めた後も人生は、まだあるわけですから。

2015年5月17日日曜日

トレーナー編 その1

俺は、どのトレーナーよりも上手いとか、強いとか言ってるやつほど、糞トレーナーが多い。経歴だけを、鼻にかけて教えてる人もいるが、これがなかなかどうしたものか、いい選手がうまれない。他人に自分は凄いんだぞと、思われたがってやがるから他のトレーナーとも、ぎくしゃくした関係になってしまう。教わる方も、ペコペコしながら、練習をしなければならないので、集中して練習ができない。それじゃあ、わざわざ高いお金を払ってジムに行く意味がない。とても可哀想だ。実際に、ジムを辞めていく多くの人の理由が、トレーナーとの人間関係だ。ボクシングジムの運営するに当って、一番大事な事の要素の様にも見える。


 1.プライドだけが高いトレーナーには、練習生は、ついていかない。


 2.教え方が上手いのと、ボクシング経歴は、比例しない。

 実際に、ボクシング経験ゼロのトレーナーで、物凄い選手を、育てているトレーナー    を、何人も知っている。現に世界中に沢山いる。だからお前も、自信をもて!


 3.練習生のモチベーションを、さげさすな。練習生は、理由があってボクシングジム  に来ている。勿論、色々な理由でだ。それにあわせてあげなさい。「お前のジャブが、ダメだ、フックの仕方がなってない」など、どうでもいい場合もある。

 4.ボクシングは、色んな感性をもった人の数だけ、ボクシングスタイルがあると言っ ても過言ではない。相手がこうきたら、こうするなどの、一つの答えしかないことは、まずない。手の長さ、身長、いろんな要素を含み考えた上での、答えをだすのだ。

あのマイク・タイソンなんて、相手の耳噛んでやろうと答えを出し、実際にエバンダー・ホリフィールドの耳を噛みちぎったではないか。又はあのナジーム・ハメドなんてノーガードで色んな角度からパンチをだすではないか。実際にボクシングで彼らと勝負して勝てる日本のボクサーなんてまずいないでしょう。要するにこういった世界トップレベルの選手ほど、一つの形に、はまらずに戦うということだ。勿論これらの例は、極端な例ではあるが。
 
 5.勘違いをするな。トレーナーは偉くない。トレーナーは、いつも練習生からみられているし、試されている。逆に評価もされている。練習生もトレーナーも人間だから、あうあわないは、あるかもしれない。でも最も重要な事は、信頼関係を作れるかどうかだ。決して忘れるな、試合中、又はジムのなかでの練習で、一番接する機会が多いのがトレーナーだという事を。よく世界で言われている事だが、親子関係位の絆が作れて初めて、練習生がボクサーとして本当のボクシングの一歩が踏み出せるとの事だ。